清風南海中2019年(回転体ー★★★☆☆☆)
【清風南海中学 2019年度 SG・A入試】
~解説~
長方形を1回転させると円柱が、三角形を1回転させると円錐ができるというのが回転体の基本ですね。
①
右側の長方形を1回転させると底面の半径が3cm、高さが7cmの円柱ができます。
左側の三角形を1回転させると底面の半径が3cm、高さが7cmの円錐ができます。
円錐は完全に円柱に飲み込まれているので、求める体積は円柱の体積そのままですね。
3cm×3cm×22/7×7cm=198㎤
(清風南海では円周率は22/7と指定されるので注意しましょう。)
②
本問では1回転し切っていないので、完全な円柱や円錐はできませんね。
右側の長方形は、底面が半径3cm中心角210°のおうぎ形、高さが7cmの「おうぎ形柱」になります。
残りの150°の部分は何もない空白地帯というわけではありません。
逆側からは中心角210°の「おうぎ形錐」が作られているので、そのうちの「おうぎ形柱」に飲み込まれなかった部分が生き残っていますね。
よって、求める体積は、
3cm×3cm×22/7×7cm×210°/360°=115.5㎤
3cm×3cm×22/7×7cm×1/3×150°/360°=27.5㎤
115.5㎤+27.5㎤=143㎤
①
重要度【★★★★★★】
難易度【★★☆☆☆☆】
②
重要度【★★★★★☆】
難易度【★★★☆☆☆】
|
|