甲陽学院中2015年(場合の数ー★★★★☆☆)
【甲陽学院中学 2015年度 第一日】
~解説~
(1)
まずは状況を整理しましょう。
Aは、最小が[101]なので、[1]~[100]は使えません。
よって、[101]の1枚が確定しており、残りは[102]~[300]の内の99枚です。
Bは、最小が[200]なので、[1]~[199]は使えません。
よって、[200]の1枚が確定しており、残りは[201]~[300]の内の99枚です。
Cは、最初の段階では無条件です。
[1]~[100]はAでもBでも使えないのでCで使うしかありません。
よって、Cは[1]~[100]の100枚で確定です。
また、[200]はBで使うのでAでは使えません。
これ以上の条件はありません。
よって、この条件下での配り方が何パターンあるかを求めればよいですね。
条件の厳しいBから先に考えましょう。
Bは、[200]の1枚が確定しており、残りの99枚は[201]~[300]の100枚から自由に選べます。
この99枚の選び方は、捨てる1枚の選び方と同じことなので100通りです。
このとき、Aは[101]の1枚と、[102]~[199]の98枚と、[201]~[300]の内のBが選ばなかった1枚に自動的に決まります。
よって、100通り
(2)
同じ様に、条件を整理しましょう。
[1]~[99]はAでもBでも使えないのでCで使うしかありません。
また、[100]はAで使うのでCでは使えませんし、[200]はBで使うのでAでもCでも使えません。
まとめると、
Aは、[100]の1枚が確定で、[101]~[199]と[201]~[300]の199枚の内の99枚。
Bは、[200]の1枚が確定で、[201]~[300]の100枚の内の99枚。
Cは、[1]~[99]の99枚が確定で、[101]~[199]と[201]~[300]の199枚の内の1枚。
最も条件が厳しいのはBですね。
Bは[201]~[300]の100枚から99枚を選ぶので、その選び方は100通り。
次に、Cは[101]~[199]の99枚と[201]~[300]の100枚の内のBが選ばなかった1枚の合計100枚から1枚を選びます。
この選び方は当然100通りですね。
Aは、BとCが選ばなかった99枚を受け取るだけです。
よって、100×100=10000通り
(3)
Aの合計が最も大きくなるのは、
Bが[201]~[300]から[201]~[299]を選び([300]を選ばない)、Cが[101]~[199]と[300]から[101]を選んだときですね。
このときAは、[100]と[102]~[199]と[300]の100枚です。
その合計は、
100+102+103+104+・・・・+198+199+300
=100+(102+199)×98÷2+300
=15149
(1)
重要度【★★★★☆☆】
難易度【★★★☆☆☆】
(2)
重要度【★★★☆☆☆】
難易度【★★★★☆☆】
(3)
重要度【★★★★★☆】
難易度【★★★☆☆☆】
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