明星中2020年(立体図形ー★★★★☆☆)
【明星中学 2020年度 後期】
~解説~
(1)
1階には直方体と半円柱が、2階には三角柱がありますね。
それぞれを求めて足し合わせましょう。
・直方体
3cm×8cm×10cm=240㎤
・半円柱
4cm×4cm×3.14×10cm÷2=251.2㎤
・三角柱
6cm×8cm÷2×3cm=72㎤
以上から、
240㎤+251.2㎤+72㎤=563.2㎤
(2)
切断面は、下図の様になります。
切断面の作り方(見つけ方)は、中学受験算数ではかなり難易度が高い単元ですね。
まず、切断面は点Aと点Bを通るので、その延長線上にある点Cも通ると分かります。
同様に、点Bと点Oを通るので、その延長線上にある点Dも通ります。
『平行な2面にある切断線は必ず平行になる』ので、直線ODと平行で点Cを通る直線が底面にあると分かります。
点Cは点Bの真下の点なので、点Oや点Dの真下の点である点O’や点D’を通る直線CD’が切断線です。(このとき、直線ACと直線DD’も平行になっています。)
同様に、直線ACと平行で、点Oを通る直線が三角柱の底面にあるので、点Oの真上の点である点Eも通ります。
最後に、点Aと点Eを結べば、六角形ACD’DOEが切断面だと分かります。
では、この六角形の面積を求めましょう。
OEの長さは、三角柱の底面の三角形内にある相似を利用すれば求められます。
EO:6cm=4cm:8cm
よって、EO=3cm
上図の様に、この六角形は台形と長方形を組み合わせた形なので、その面積は、
(3cm+6cm)×5cm÷2+10cm×9cm=22.5㎠+90㎠=112.5㎠
(1)
重要度【★★★★★★】
難易度【★☆☆☆☆☆】
(2)
重要度【★★★☆☆☆】
難易度【★★★★☆☆】
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