中学受験算数の良問・難問・基本問題

プロ家庭教師が中学入試の算数の問題とその解法を紹介していきます。

灘中2020年(相似ー★★★☆☆☆)

【灘中学 2020年度 1日目】

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~概要~

今年の灘中の算数は、去年の反省からか、かなり難易度は下がりました。

受験者平均点がここ10年で2番目に高かったことからも分かるように、解きやすい問題が多かったですね。

合格には少なくとも65点/100点が必要です。

本問は、その中でも易しめで、絶対に落とせない問題です。

灘中志望生はもちろんのこと、それ以外の最難関校志望生にとっても、短時間で、確実に合わせられるようにしておかないといけない問題です。

 

~解説~

△GADと△GFBは相似なので、

AG:FG=DG:BG=7:5

よって、AG=1cm÷5×7=1.4cm

また、AD:FB=DG:BG=7:5なので、

AD=⑦cm、FB=⑤cmと表せる。

四角形ABCDは平行四辺形なので、AD=BC=⑦cm

よって、FC=⑦cm-⑤cm=②cm

 

△EFCと△EADは相似なので、

EF:EA=CF:DA=②:⑦=2:7

よって、EF:FA=2:5

FA=FG+GA=1cm+1.4cm=2.4cmなので、

EF=2.4cm÷5×2=0.96cm

 

 

重要度【★★★★★☆】

難易度【★★★☆☆☆】

 

 

by カエレバ
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