高槻中2019年(立体図形ー★★★☆☆☆)
【高槻中学 2019年度 前期】
~概要~
2019年の高槻中は過去最高の難易度でした。
[2]と[5](2)(3)は高槻中志望生にはかなり解き辛いでしょう。
しかし、合格に必要な点数は、男子51点・女子56点(いずれも100点満点換算)です。[1]と[4]と[5](1)を合わせられれば、[3]が合否を分ける勝負問題になるでしょう。
というわけで本問は、合格するためにはしっかりと取り切らないといけない問題です。
~解説~
(1)
これは特別な解法は必要ありませんね。
真正面から1段ずつつらぬいていくとして、最初の1段目は、
1+3+5+7+5+3+1=25個
と、25個抜き取ります。
反対の面までつらぬくので、2段目~9段目も同じ数ずつ抜き取ることになります。
よって、全部で、
25個×9=225個
(2)
これも、無理やりイメージして数え上げることは不可能ではないでしょう。
しかし受験では、「時間制限内」に「確実」に合わせ切らないといけません。そのための解法を覚えておきましょう。
この立体を9階建てのビルと思って、1階ごとに真上から見た図を描いて考えます。
・1階(と9階)
この階は、正面からも側面からも抜き取られないので0個。
・2階(と8階)
上図のように抜き取られるので17個。
・3階(と7階)
上図のように抜き取られるので45個。
・4階(と6階)
上図のように抜き取られるので65個。
・5階
上図のように抜き取られるので77個。
以上から、全部で、
17+45+65+77+65+45+17=331個
(3)
さらに真上からつらぬかれる分も考えましょう。
・1階(と9階)
上図のように抜き取られるので25個。
・2階(と8階)
上図のように抜き取られるので29個。
・3階(と7階)
上図のように抜き取られるので45個。
・4階(と6階)
上図のように抜き取られるので65個。
・5階
上図のように抜き取られるので77個。
以上から、全部で、
25+29+45+65+77+65+45+29+25=405個
(1)
重要度【★★★★★★】
難易度【★☆☆☆☆☆】
(2)
重要度【★★★★★☆】
難易度【★★☆☆☆☆】
(3)
重要度【★★★★☆☆】
難易度【★★★☆☆☆】
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