中学受験算数の良問・難問・基本問題

プロ家庭教師が中学入試の算数の問題とその解法を紹介していきます。

洛星中2020年(規則性ー★★☆☆☆☆)

洛星中学 2020年度】

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~概要~

本年の洛星の算数は、ここ3年間の傾向通り易しめでした。

合格には、6割強が必要です。

本問は、(1)(2)は落とせない問題、(3)が合否を分ける問題と言えるでしょう。

 

~解説~

(1)中学受験算数では有名な「フィボナッチ数列」ですね。

7番目程度なら、書き出していって求めましょう。

0.5・0.5・1・1.5・2.5・4・6.5 

 

(2)

理屈で考えても良いですが、書き出してみて規則を見つける方が手っ取り早いでしょう。

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整数が現れるのは、

1番目・5番目・9番目・13番目・・・ 

と、等差数列になっていますね。

よって、100個の整数が現れるのは、

1+4×(100-1)=397番目

 

(3)

これも、書き出してみましょう。

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整数が現れるのは、

4番目・10番目・16番目・・・

と、こちらも等差数列になっています。

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分数部分のみに着目すると、この数列は6個1セットの群数列ですね。

2020÷6=336・・・4

なので、2020番目までは、336セットと4個の数が並んでいます。

1セット内の、分母の和は、

2+4+4+4+4=18

336セットまでの分母の和は、

18×336=6048

残りの4個の分母の和は、

2+4+4=10

よって、

6048+10=6058 

 

 

(1)(2)

重要度【★★★★★★】

難易度【★☆☆☆☆☆】

(3)

重要度【★★★★★★】

難易度【★★☆☆☆☆】

 

 

by カエレバ
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